医師の職務経歴書|項目別の記入例とサンプル【そのまま使えるテンプレート】

転職の始め方

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※本記事のサンプルはすべて架空の設定です。個人や勤務先が特定されないよう、一般化しています。

医師の職務経歴書は、「何を書くか」よりも「どう書くか」で、採用側の受け取り方が変わります。書き方の考え方は医師の職務経歴書の書き方にまとめました。この記事はその続きで、項目別に、実際どう埋めるか——記入例つきのサンプルを示します。

以下のサンプルは、すべて架空の医師を想定したものです。自分の経歴に置き換える「型」として使ってください。

全体の構成——6つの項目

医師の職務経歴書は、おおむね次の6項目で構成すると、採用側が読みやすくなります。

  1. プロフィール(氏名・連絡先+一行サマリー)
  2. 職務経歴詳細(期間・医療機関・所属科・職位・主な業務・実績)——ここが核
  3. 免許・資格等
  4. 所属学会等
  5. 自己PR
  6. その他備考

順番に、記入例を見ていきます。

① プロフィール

冒頭は簡潔に。氏名・連絡先に加えて、自分を一行で要約すると、読み手が全体像をつかみやすくなります。

記入例

氏名:〔氏名〕 連絡先:〔メールアドレス/電話番号〕 概要:卒後10年目。一般内科を中心に、外来・病棟・救急を経験。現在は〔医療機関名〕に常勤勤務。

② 職務経歴詳細——ここが最重要

いちばん読まれる項目です。時系列で、期間・医療機関・所属科・職位・主な業務を並べ、そのうえで実績を数字で書くのが鉄則です。

記入例(架空)

2016年4月〜2020年3月 〔医療機関名〕 内科(後期研修〜スタッフ) 主な業務:一般内科外来、病棟主治医、救急当直 実績:

  • 外来:1日平均40〜50名を担当
  • 病棟:常時15〜20名を主治医として管理
  • 上部消化管内視鏡:年間約150件(累計600件以上)
  • 救急当直:月4〜5回

2020年4月〜現在 〔医療機関名〕 内科(医長) 主な業務:外来、病棟管理、後期研修医の指導 実績:

  • 外来:1日平均50名前後
  • 若手医師◯名の指導・教育を担当
  • 〔診療科〕内の勤務シフト・当直体制の調整を担当

ポイントは2つです。業務は”何をしたか”、実績は”どれだけ/どんな役割で”を分けて書くこと。そして、後述するように実績を数字にすること。

③ 免許・資格等

取得年とともに、正確に列挙します。

記入例

  • 医師免許(〔取得年〕)
  • 〔専門医・認定医など〕(〔取得年〕)
  • 日本医師会認定産業医(〔取得年〕)
  • 医学博士(〔取得年〕)

資格は、応募先が求める役割に関係するものを上に置くと、意図が伝わりやすくなります。

④ 所属学会等

主要なものを数点。すべてを網羅する必要はありません。

記入例

  • 〔学会名〕 会員
  • 〔学会名〕 会員

⑤ 自己PR——採用側の「不安」に答える

自己PRは、長所の羅列ではなく、採用側が抱く不安に先回りして答える場所です。面接で見られているのと同じで、「任せて大丈夫か」に応える内容が効きます(医師の転職面接参照)。

記入例

これまで一般内科を軸に、外来・病棟・救急と幅広く経験してまいりました。特に外来では1日平均50名前後を継続的に担当し、限られた時間で優先順位をつけて診療する力を養いました。近年は若手医師の指導や当直体制の調整にも携わり、チームとして回す視点も意識しています。貴院では、これまでの経験を生かしつつ、〔応募先でやりたいこと〕に貢献したいと考えています。

抽象的な「コミュニケーション力があります」より、数字と具体的な役割で語るほうが、はるかに信頼されます。

⑥ その他備考

勤務可能時期、勤務条件の希望、通勤範囲など、伝えておきたい事務的な情報を簡潔に。

記入例

  • 勤務開始可能時期:〔◯月以降〕
  • 希望勤務形態:〔常勤/非常勤〕
  • 備考:〔通勤範囲、当直の可否など〕

実績を「数字」にする——3つの型

②と⑤で繰り返し出てきた「数字で書く」を、具体的な変換の型にまとめます。ここが、この書類のいちばんのコツです。

型1:手技・手術は「件数」で 「内視鏡の経験あり」ではなく「上部◯件・下部◯件(累計)」。「手術経験あり」ではなく「〔術式〕年間約◯件」。

型2:外来・病棟は「規模」で 「外来を担当」ではなく「1日平均◯名」。「病棟管理」ではなく「常時◯名を主治医として担当」。

型3:専門外来・役割は「明示」で 「専門外来を担当」ではなく「◯◯外来を週◯回、◯年間担当」。「指導もしていた」ではなく「後期研修医◯名の指導を担当」。

数字にできる経験を数字にするだけで、同じ経歴でも読み手の受け取り方が変わります。**盛る必要はありません。**事実を数字に翻訳するだけです(面接で深掘りされたときに崩れる数字は、書かない・言わない方がましです)。

書類がここまで整うと、転職エージェントに渡したときの提案の質も一段変わります。曖昧な経歴より、数字で整理された経歴のほうが、担当者もマッチする求人を出しやすいからです。

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仕上げに——書いたら、必ず見直す

  • **盛らない。**面接は書類の「答え合わせ」です。書類と話す内容がずれると、一気に信頼を失います
  • **第三者の目を通す。**自分では当たり前すぎて書き落とした強みを、他人は拾ってくれます
  • **応募先ごとに、順番を入れ替える。**求められる役割に関係する経験・資格を上に持ってくるだけで、伝わり方が変わります

まとめ

  • 構成は6項目(プロフィール/職務経歴詳細/免許・資格/所属学会/自己PR/その他備考)
  • **核は職務経歴詳細。**業務(何を)と実績(どれだけ・どんな役割で)を分けて書く
  • 実績は数字に翻訳する(手技=件数/外来・病棟=規模/専門外来・役割=明示)
  • 自己PRは「任せて大丈夫か」に答える
  • 盛らない・第三者の目・応募先ごとに順番を調整

書き方の考え方は医師の職務経歴書の書き方に、面接での伝え方は医師の転職面接でよく聞かれる質問への回答例にまとめています。

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